【会社設立後】提出が必要な届出書はなに?
こんにちは、Tomoです。
この記事では、会社を設立した場合の税務署等へ提出しなければならない届出書について解説していきます。
法人設立届出書
会社を設立した日から2ヵ月以内に納税地の税務署に提出しなければなりません。
また、会社の定款と登記簿謄本を添付する必要があります。
※「法人設立届出書」は、県税事務所および市役所にも提出する必要があります。
給与支払事務所等の開設届出書
給料を支払う会社は、会社を設立した日から1ヵ月以内に会社の事務所の所在地のある税務署に提出しなければなりません。
青色申告の承認申請書
会社を設立した日以後3ヵ月を経過した日と会社設立の日の属する事業年度の終了の日のうち、いずれか早い日の前日までに提出しなければなりません。
この申請は、今後会社を経営していくうえで、最も重要なものとなりますので忘れずに提出しましょう。
青色申告をおこなうことで、節税の面などでさまざまざなメリットがあります。
棚卸資産の評価方法の届出書
会社設立の第1期の確定申告書の提出期限までに提出する必要があります。
減価償却資産の償却方法の届出書
会社設立の第1期の確定申告書の提出期限までに提出する必要があります。
源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
必ず提出しなければならない申請書ではありません。
従業員の給料等から差し引いた源泉所得税は、原則として毎月1回納付する必要があります。
ですが、この申請は、年2回にまとめて納付することができますので、毎月の事務作業の負担を減らすことができます。
届出書の提出期限は必ず守りましょう!
会社設立後、提出しなければならない届出書があります。
提出し忘れると、今後の会社経営で不利になる場合もありますので必ず提出期限を守るようにしましょう!
【仕訳とは?】初心者向けに簡単にわかりやすく説明します!
こんにちは、tomologです。
この記事では、仕訳の基本からそのポイントについて詳しく説明していきます。
以上のような、一から仕訳を学びたい人やいまいち仕訳が分からない人など簿記初心者の質問にお答えします。
🖋この記事の内容
- 仕訳の”基本”
- 仕訳の”ポイント”
まず簿記を勉強するにあたって、はじめに理解しておかなければならないことが”仕訳”です。
会社では、日々発生するすべての取引を仕訳という手続きで記録します。
その記録の積み重ねが、最終的に作成する財務諸表の基礎のデータにつながます。
簿記を勉強するうえで、仕訳は最大のポイントです。きちんと仕訳を理解しているかどうかで今後の簿記の勉強のはかどり方に大きな差が生まれるといっても過言ではありません。
この記事を読むことで、仕訳の基本を一から身につけることができますよ。
目次
仕訳とは?
「仕訳」とは、取引を記録するための手続きをいいます。
会社では、商品の販売や仕入れをおこないます。また、必要な消耗品の購入、電気代や水道代など日々さまざまざな支払いもおこなわれます。
日々取引が発生するたびに、すべての取引を仕訳帳に記録していきます。
仕訳帳に取引を記録するための手続きの仕方が仕訳ということです。
また、仕訳にはルールがあります。
しっかりと仕訳のルールを理解し、身につけておくことが必要になってきます。
ですが、ルールといっても難しく考える必要はありません。きちんとポイントをおさえることができればスムーズに理解できるようになります。
仕訳のポイントに入る前に、これだけは知っておきたい用語とその内容について説明していきます。
仕訳の基本
仕訳とは、取引を記録するための手続きと説明しました。
その取引を記録するときの手続きとは、取引を各勘定口座に記録するために、資産・負債・純資産(資本)・収益・費用の5つの要素の増加と減少を借方と貸方に分ける一連の手続きをいいます。
このように専門用語が出てくると、一瞬にして難しく感じませんでしたか?
ですが、仕訳の基本を身につけるうえで、専門用語の理解をとても重要になってきます。
これから簿記の勉強をすすめていくと、さらに難しい専門用語が出てきたり、仕訳も複雑になっていきます。
ですので、今のうちに一つ一つの専門用語を正しく理解し、覚えておかなければ後々、大変になるとおもいます。
簿記初心者の方でも簡単に理解できるように、ポイントをおさえながらその用語の意味や内容について説明していきます。
ここで覚えておきたい用語は、
- 勘定と勘定口座
- 借方と貸方
- 資産・負債・純資産(資本)・収益・費用の5つの要素
の3つです。
この3つの用語をおさえることができれば、仕訳の基本の土台を身につけることができます。
1.勘定と勘定口座
「勘定」とは、簿記上の計算の単位のことをいいます。
「勘定口座」とは、勘定に名前をつけ、取引を記録する場所をいいます。また、勘定につけた名前を「勘定科目」といいます。
そもそも簿記とは、会社のお金やものの増減を記録し、現金の残高がいくらかあるのか、いくら売り上げているのかといったことを計算する手続きをいいます。
簡単にいうと、ものの数量やお金を数えることともいえます。
つまり、勘定とは現金がいくらあるのかを数えたり、売上がいくらあるのかを計算したりすることをいいます。
そして、現金や売上など項目ごとに区分しそれぞれの項目ごとに記録する場所が、勘定口座というわけです。
勘定は抽象的な意味合いで、勘定口座は具体的な意味合いでつかわれます。
上の図は、よく実務でつかわれる勘定口座を簡単に表したものです。
T字の形をした勘定口座をつかって、記録や計算をおこないます。
2.借方と貸方
会社では、商品を販売したり、電気代や水道代を支払ったりなどさまざまな取引がおこなわれています。
取引がおこなわれることでお金やものが日々動き、増えたり、減ったりしています。
簿記では取引の記録をおこなうときは、その増減を勘定の左右に書き分けて計算をしていきます。
以下の図をご覧ください。
勘定の左側を「借方(かりかた)」、
勘定の右側を「貸方(かしかた)」といいます。
よくいわれる覚え方に、
- 「借方(かりかた)」の「り」が左払いだから左側
- 「貸方(かしかた)」の「し」が右払いだから右側
があります。深く考えようとせず、左側が「借方」、右側が「貸方」と覚えましょう。
3.資産・負債・純資産(資本)・収益・費用の5つの要素
勘定は、資産・負債・純資産(資本)・収益・費用の5つに分類されます。
以下の図をご覧ください。
まず、勘定は貸借対照表に属する勘定と損益計算書に属する勘定に分けられます。
そして、貸借対照表に属する勘定は、資産の勘定と負債の勘定と純資産(資本)の勘定に分けられ、損益計算書に属する勘定は、収益の勘定と費用の勘定に分けられます。
「貸借対照表」は、会社の財政状態をまとめた報告書であり、「損益計算書」は、会社の経営成績をまとめた報告書です。
つまり、貸借対照表に属する勘定である資産の勘定と負債の勘定と純資産(資本)の勘定は、会社の財政状態を表すための勘定となります。
また、損益計算書に属する勘定である収益の勘定と費用の勘定は、会社の経営成績を表すための勘定となります。
そして、この5つの勘定の記入は、資産・負債・純資産(資本)・収益・費用の勘定ごとにその増加(発生)と減少(消滅)を左右どちらかに書くかということが決められています。
以下、勘定への記入のルールをまとめた図です。
①資産の勘定
➡ 増加を借方に、減少を貸方へ記入します。
②負債の勘定
➡ 増加を貸方に、減少を借方へ記入します。
③純資産(資本)の勘定
➡ 増加を貸方に、減少を借方へ記入します。
④収益の勘定
➡ 発生を貸方に、消滅を借方へ記入します。
⑤費用の勘定
➡ 発生を借方に、消滅を貸方へ記入します。
取引の記録をおこなうときは、その増減を勘定の左右に書き分けて計算すると説明しました。
各勘定へ記録をおこなうときのルールとして、
資産・負債・純資産(資本)・収益・費用の5つのどれかに分類される勘定科目ごとに、その増加(発生)と減少(消滅)を借方と貸方のどちらかに書き分ける
ということが決められています。
仕訳のポイント
仕訳とは、取引を記録するための手続きをいいます。
具体的にいうと、取引を借方と貸方の2つに分ける作業のことです。
以下、4つの手順をふんで仕訳の作業を説明していきます。
- 原因と結果に分ける
- 勘定科目の選択
- 借方・貸方の選択(増減の判断)
- 金額の決定
本を現金1,000円で売ったを例題にあげ、説明していきます。
1.原因と結果に分ける
詳しく説明すると、
取引の原因とは、商品の売上や商品の仕入、電気代の支払いなどをいいます。
取引の結果とは、取引の原因によってもたらされた原因などの財産の増加または減少をいいます。
つまり、現金などの財産が増えたまたは減った”結果”は、何らかの”原因”によって起こるのです。
2.勘定科目の選択
先ほどの本を現金1,000円で売ったを例にあげると、
- 本を売った=売り上げた、という取引を表す勘定科目は”売上高”
- 現金が増えた=現金の変動、という取引を表す勘定科目は”現金”
となります。
大まかな勘定科目は存在しますが、勘定科目の使い方に決まりごとはありません。
みなさんも一度はお小遣い帳や家計簿をつけたことがあると思います。
例えば、電気代や水道代を支払ったら光熱費、電話代を支払ったら通信費といった要領でまずはお小遣い帳などを書くようなイメージで考えてみるといいかもしれません。
3.借方・貸方の選択(増減の判断)
先ほどの本を現金1,000円で売ったという取引では、”売上高”と”現金”の勘定科目を選択しました。
そして、”売上高”と”現金”の勘定科目が借方と貸方のどちらになるのかを選択する必要があります。
借方と貸方の選択をおこなうときは、
まず、勘定科目が資産・負債・純資産(資本)・収益・費用の5つのどれに分類されるのかを考えます。
- ”売上高”は、収益の勘定に分類されます。
- ”現金”は、資産の勘定に分類されます。
つぎに、分類した勘定の増減を判断します。
- 本の売り上げ=収益の発生 ➡ 貸方
- 現金の増加 =資産の増加 ➡ 借方
4.金額の決定
最後に、借方と貸方の金額を決めます。
このとき、借方と貸方の金額の合計は必ず、一致します。
例題の本を現金1,000円で売ったという取引では、
- 〔借方〕 1,000円 / 〔貸方〕 1,000円
となります。
勘定口座に記録をおこなうと、以下のようになります。
また、仕訳で表すと、
- 〔借方〕 現金 1,000 / 〔貸方〕 売上高 1,000
となります。
まとめ
みなさん、仕訳のポイントについてしっかりとおさえることができましたか?
この記事では、仕訳をおこなうときの4つの手順に沿って仕訳のポイントとそのルールについて説明しました。
仕訳のポイントは、以下のとおりです。
- 原因と結果に分ける
- 勘定科目の選択
- 借方・貸方の選択(増減の判断)
- 金額の決定
例題の本を現金1,000円で売ったという取引の手順を図で表すと、以下の通りです。
まず、”本を売り上げた”という取引の勘定科目は、”売上高”です。
そして、”売上高”は、収益の勘定に分類されます。
つまり、収益の発生となるため、貸方へ記録をおこないます。
また、本を売り上げたことで、”現金が増えた”という取引も発生し、そのときの勘定科目は、”現金”です。
そして、”現金”は、資産の勘定に分類されます。
つまり、資産の増加となるため、借方へ記録をおこないます。
仕訳をおこなうときは、
- どの勘定科目になるだろう?
- 資産の勘定?負債の勘定?・・・
- 増加?減少?
とさまざまざな選択と判断が必要となります。
仕訳は、簿記を学ぶうえで大もとの部分となります。
ポイントをしっかりとおさえることができれば、スムーズに仕訳をすることができるようになります。
【簿記とは?】初心者向けに簡単にわかりやすく説明します!
こんにちは、tomologです。
この記事では、簿記の勉強をはじめる前にこれだけは知っておきたい内容について詳しく説明していきます。
以上のような、簿記の勉強をはじめようとしている人や簿記の勉強をはじめたばかりの人の質問にお答えします。
🖋この記事の内容
- 簿記の一連の”手順”を知る
- 簿記の”目的”を知る
簿記の勉強をすすめていくと、むずかしい専門用語や覚えなければならないルールがでてきます。
ですが、はじめに簿記の基本をしっかりとおさえることができていれば難易度があがったとしても、応用できるようになります。
また、基本を応用できるようになると、成果も出やすくなります。
この記事を読むことで、簿記の基本についてしっかりとおさえることができますよ!
目次
簿記とは?
簿記とは、簡単にいうと会社のお金やものの出し入れを記録するための手法です。
みなさんは、お金の管理をするときにどうしていますか?
たとえば、家計簿をつけていたり、携帯のアプリで管理をしている人もいるかもしれませんね。
会社も同じように、会社のお金の管理をするときに帳簿に「簿記」という手法をつかって記録していきます。
会社では、”日々の取引を、帳簿に「簿記」の手法をつかって記録していく”という手順をふんでいます。
さらに付け加えると、最終的には報告書にまとめて、経営者や投資家などの利害関係者に報告するまでが簿記となります。
つまり、簿記の手順をしっかりとおさえておけば、簿記の全体像がみえてくるということです。
簿記の手順
🖋簿記の手順
- 取引が発生する
- 仕訳帳に記録する
- 総勘定元帳に書きうつす
- 勘定科目ごとに集計する
- 財務諸表を作成する
- 利害関係者に報告する
以下で説明します。
1.取引が発生する
まず簿記は、取引の発生からはじまります。取引が発生しないかぎり、簿記ははじまりません。
ここで、「簿記上の取引」とは、”会社の財産が増えたり、減ったりすること”を指します。
会社の財産とは、会社がもっているお金やものをいいます。
簿記上の取引例をみてみましょう。
- 商品を現金1,000円で売った。
➡ 会社の財産の増加
- 商品を現金500円で仕入れた。
➡ 会社の財産の減少
- 電気代300円が普通預金口座から引落された。
➡ 会社の財産の減少
つまり、会社の現金や預金などのお金が増えたり、減ったりするようなものが主な取引となります。
簿記上の取引で注意しなければならないこと
- 店舗を借りるために契約をおこなった。
- 商品を電話で注文した。
上記にような、会社の財産の増減がないような契約や口約束は簿記上の取引とはなりません。
2.仕訳帳に記録する
取引が発生すると、仕訳帳に記録するという手順をふみます。
「仕訳帳」とは、すべての取引の仕訳を日付順に記録するための帳簿をいいます。
いつの取引なのか、どのような内容なのか、金額はいくらなのか、といったことを記録します。
以下の図をご覧ください。
7/1に、商品を現金1,000円で売ったという取引があったときに、商品売上という取引を仕訳という手続きで、仕訳帳に記録していく作業をおこないます。
「仕訳」とは、仕訳帳に記録するための手続きのしかただと考えてください。
簿記の手順のなかで、とても重要な作業となります。
現段階では、大まかな流れについてイメージをもっていただくだけで大丈夫です。
3.総勘定元帳に書きうつす
仕訳帳に記録をおこなったら、総勘定元帳の各勘定へ書きうつしていく手続きをおこないます。
「総勘定元帳」とは、勘定科目ごとにすべての取引を記録するための帳簿をいいます。
また、総勘定元帳へ書きうつしていく手続きを「転記」といいます。
まず、以下の図をご覧ください。
総勘定元帳には、勘定科目ごとに取引を書きうつす場所があります。
取引を書きうつす場所のことを「勘定口座」といいます。
そして、勘定口座にはそれぞれに名前がつけられており、その名前のことを「勘定科目」といいます。
勘定科目とは、図でいうと現金と売上高のことです。
つまり、取引の内容をわかりやすく示すための名前になります。
たとえば、商品を現金1,000円で売ったという取引の場合、
取引の内容は、
- 1,000円の商品を売った
- 現金1,000円が増えた
となります。
つまり、商品を売ったという取引の内容を示す勘定科目は、”売上高”で、現金が増えたという取引の内容を示す勘定科目は、”現金”となります。
この”売上高”と”現金”それぞれの場所、つまり勘定口座に書きうつしていく手続きをおこなうということです。
4.勘定科目ごとに集計する
通常、会社は1年間ごとに区切りをつけて一つの期間をつくっています。
あらかじめ決められた期間の取引を勘定科目ごとに集計し、その期間の最終日に合計を出して締め切るという手続きをおこないます。
以下の図で、イメージをもっていただければとおもいます。
5.財務諸表を作成する
勘定科目ごとに集計が終わったら、財務諸表を作成します。
「財務諸表」とは、会社の状態や成績をまとめた報告書のようなものです。
財務諸表は、
③キャッシュ・フロー計算書
④株主資本等変動計算書 など
で構成されています。
会社は通常、1年間ごとに区切りをつけているとお話しました。
その会社の1年間の最終的な”状態”や”成績”を財務諸表にまとめていく手続きをおこなうというわけです。
みなさんも学期の終わりごとに通信簿を受けとっていましたよね?そのみなさんに馴染みのある通信簿をイメージしていただければとおもいます。
たとえば、財務諸表をみることで、
その会社が1年間でどれだけ売り上げたのか、どれだけ利益を得られたのかなどの会社の成績をみることができます。
また、その会社が最終的に現金や預金がいくら残っているのか、どれだけ財産をもっているのかなどの会社の状態をみることができます。
6.利害関係者に報告する
財務諸表をつかって、利害関係者に会社の状態や成績を報告します。
「利害関係者」とは、会社に関心をもつ、またはその影響をうけるものをいいます。
たとえば、会社の経営者であったり、投資家や取引先、銀行などをいいます。
会社の状態や成績を明らかにすることによって、
- 経営者
➡ 経営を振り返ることができ、次の経営計画をたてるための判
断材料となります。
- 投資家
➡ その会社に投資をおこなうかどうか判断材料になります。
- 銀行
➡ 融資をおこなうときの判断材料になります。
利害関係者に対して役に立つ情報を提供することができます。
また、会社の状態や成績といった情報を提供することで、利害関係者は適切な判断ができるというわけです。
簿記の最終的な目的は、”利害関係者に対して会社の状態や成績を報告すること”にあります。
まとめ
みなさん、簿記の全体像をイメージすることができましたか?
この記事では、簿記の手順と目的について説明しました。
- 利害関係者に会社の状態や成績を報告することを目的としている
- 報告する内容を伝えるツールとして財務諸表を作成する
- 作成するための基礎となるデータを記録したり、集計する手続きに簿記をつかう
簿記の資格を取得することで、就職や転職のときに有利になります。また、事務や経理などをはじめ営業職であっても簿記の知識を活かせます。
まずは、しっかりと簿記の基本を理解していきましょう!
〔基礎用語〕覚えておきたい用語
簿記上の取引
会社の財産であるお金やものが増えたり、減ったりすることをいいますが、会社の財産の増減がないような契約や口約束は簿記上の取引とはなりません。
帳簿
会社でおこなわれる日々の取引を記録する帳面の総称をいいます。帳簿には、仕訳帳や総勘定元帳があります。
仕訳帳
すべての取引の仕訳を日付順に記録するための帳簿をいいます。いつの取引なのか、どのような内容なのか、金額をいくらかなのか、といったことを記録します。
仕訳
会社でおこなわれる日々の取引を仕訳帳に記録するための手続きのしかたをいいます。
総勘定元帳
勘定科目ごとにすべての取引を記録するための帳簿をいいます。
転記
仕訳帳をもとに、総勘定元帳へ書きうつしていく手続きをいいます。
勘定口座
取引を記録する場所のことをいいます。勘定口座一つ一つが記録や計算する単位となります。
勘定科目
勘定口座につけられている名前をいいます。
会計期間
通常、会社は1年間ごとに区切りをつけて、財務諸表を作成し、利害関係者に報告をします。その定期的に区切られた期間をいいます。たとえば、1月1日から12月31日までが一つの会計期間とすると、1月1日を期首、12月31日を期末、期首と期末の間を期中といいます。
財務諸表
会社の状態や成績をまとめた報告書のことをいいます。財務諸表は、貸借対照表や損益計算書などによって構成されています。
利害関係者
会社に関心をもつ、またはその影響を受けるものをいいます。会社の経営者であったり、投資家や取引先、銀行などが利害関係者にあたります。